理事長挨拶MESSAGE

地域社会からも信頼される、より魅力ある学園となるために

本学園は、初代理事長 稲置繁男が、1932年10月5日に北陸明正珠算簿記専修学校を開学して以来、「誠実にして社会に役立つ人間の育成」を建学の精神として、星稜の人間教育を実践してまいりました。
学園創立以来、戦前の黎明期、戦中戦後の混乱期、続く高度経済成長期、バブル期の到来と崩壊、リーマンショック、多くの悲しみをもたらした2つの大震災、最近では新型コロナウィルスの猛威等、実に変化の激しい時代を歩み、幾多の苦難に直面いたしてまいりました。そして、今まさに、社会そのものの持続性を揺るがすような急激な少子化に直面いたしております。
しかし、このような先行きが不透明で困難な時代であるからこそ、学生・生徒・園児が「星稜」で学ぶことに喜びと誇りを持てる学園として存続していかねばなりません。「星稜の人間教育」とは、新しい教育を探究・実践し続け、教育のパイオニアとして時代に先んじる特色のある学習指導を通じて、学生・生徒・園児が「自ら学び、自ら実践する人間」として成長することを実現させることだと考えています。
2022年には学園創立90周年を迎えました。大きな節目となる学園創立100周年に向け、学園に携わってきた方々が積み上げてこられた歴史・伝統を踏まえ、これまで以上に星稜の人間教育を実践していくことを胸に刻み、努力してまいります。

学校法人稲置学園 理事長 稲置 慎也